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■政治デモに子を参加させることを正当化する「おつる」氏は子の権利についていかがお考えか

 選挙も終わり、「おつる」氏にようやく突っ込みが入れられる。おつるさん、自らが関係する政治デモに子が参加することに対してブログの記事で大変肯定的に書いているが、「子の権利・自由」についてどう考えてるんだろう。子に政治的活動に参加する自由、ひいては表現の自由がどの程度あるのか、そもそもそんな自由が子にあるかというのはものすごく難しい論点なのである。
 確かに、1989年に採択された児童の権利に関する条約(外務省サイトにリンク)では児童に集会の自由(14条)や表現の自由(13条)を保障していて、実際、この条約に基づいて設けられた児童の権利委員会から次のような指摘を日本政府は受けている(第二回児童の権利委員会の最終見解

29.委員会は、学校の内外で児童により行われる政治活動への制限について懸念する。委員会はまた、18 歳未満の児童が集会に参加する際に両親の同意を必要とする点についても懸念する。

30.委員会は、締約国に対し、条約第13、14、15 条の完全な実施を確保するため、学校内外で児童により行われる活動を制限する法律及び規則及び集会への参加について親の同意を必要とすることを再検証することを勧告する。

この見解を見るに児童の権利委員会(及びこの条約)は児童の表現の自由や集会の自由を全面的に認める立場に立っている。
 このような「子の政治的自由」についてはかなりの異論がある。文部科学省の「高等学校における政治的教養と政治的活動について」(文部科学省サイトへリンク)という通達は1969年という学生運動華やかなりし時代に大慌てで出されたものなので割り引いて考えるにしても、児童の権利に関する条約に影響された「子どもの権利条例」を「未熟な子に過剰な自由を与える」として反対論を唱える方はいらっしゃる(例:子供権利条例に反対する全国地方議員の会)。また、アメリカで子の自由を唱えた者の中には子に自由を与えるべき理由を「イデオロギー的な理由」と述べた者もいる。責任も取れない未熟な子に自由を与えるべきではないという考えも説得力がある。
 このように「子に政治的自由を与えるべきか」という論点には異なる立場があるが、しかし、おつるさんは「今回、マイクを持っていた 5歳の子供も参加している小中高校生、10代の子たちはそのへんの20代、30代の日教組やだらしない親に育てられたような若者よりもよっぽど 自立し、大人であるということです」とお書きになられ、10代が自分たちの政治デモに参加することに大変肯定的でいらっしゃる。これはつまり児童の権利に関する条約が保障するところの「子の政治的自由」を全面的にお認めになられるということだろう。であるからにはまさか「児童の権利条約は反日」だとか言って批判したりはしないであろう。もし批判するならまず10代が政治デモに参加することを肯定的に書いたことを撤回してからにしていただきたい。一応言っておくが自由には責任が伴う。だから「子の自由」を認めるなら政治デモに参加して逮捕されても自己責任と突き放すほかないことは付記しておく。おつるさんがお立ちの立場はある意味冷酷なのである。
 えっ、自分たちのデモは絶対的に正しいんだからそんな権利など論じるまでもなくデモ参加は正しいんだって?それは独善的だというもの。自分たちの運動も数ある政治運動のワン・オブ・ゼムだということを忘れてもらっちゃ困りますよ。

〔2010.11.3〕表記していた実名をハンドルネームに変更しました。また、文を整えるために微妙に表記を変更しています。
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テーマ:「ネット右翼」 - ジャンル:政治・経済

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