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■自衛隊の競争率が7倍あろうと、そんなことは経済的徴兵制を否定する材料にならない

 いわゆる「経済的徴兵制」を否定する論者の主要な根拠のひとつに、「日本の自衛隊の競争倍率は7倍もある、優秀な選ばれた者が入隊している」というものがある。布施祐仁氏、経済的徴兵制について語る - Togetterまとめのコメント欄にもそんな論者がウヨウヨ湧いている。だが、そんなものは「経済的徴兵制」を否定する論拠になどなりはしない。「低所得層の優秀な若者」が自衛隊以外に道がないから自衛隊を志願している可能性があるからだ。そして、それは割と可能性が高いと思われる。次の画像をご覧いただきたい。
学生への経済的支援に関する検討会報告
(文部科学省学生への経済的支援の在り方に関する検討会報告「学生への経済的支援の在り方について」より引用)
 「長崎県の公私立高校の生徒で、旧帝国大学レベルの大学に進学できる者のうち、主に家計の困窮によって大学への進学そのものを断念した/するかもしれない生徒は3%」だというし、成績上位であっても所得が低くなればなるほど大学進学率が低くなるというデータも示されている。
 これを見れば、もはや「競争率7倍」は「経済的徴兵制」を否定する材料にはなりえない。
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テーマ:教育政策 - ジャンル:政治・経済

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ブログ名変えた(2011.4.24)。落ち着かないなあ。

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