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■「こども」の語を「子供」と書かせる流れを主導するのは右翼(警察庁から警戒対象にされている団体の構成員を含む)。議会に右翼が結構入り込んでいるぞ

 もうずい分前のニュースになるが、文部科学省が「こども」の語を「子供」と書くように改めた。これは、2013年3月27日の文部科学委員会で木原稔衆議院議員(自民党・熊本一区)が指摘したことがきっかけになっている。そのときの発言を引用しておく。

 子供についてちょっと踏み込んで発言をされましたけれども、幾つもまぜ書きがあるんですけれども、平たく言うと、例えば、小学校の各学年で習う常用漢字は各学年ごとに決まっておりますので、その過渡期の教科書においては、まぜ書きというのは発生するものだと思われます。しかし、私としては、まだ習っていない漢字でも、ルビを打つことによって、将来、子供たちにそれを予想させて前もって予習させるということもいいのかなというふうには思っております。
 子供というのはまた別の話なんですね。これは、子供の「子」というのは小学校一年生で習う常用漢字であります。「供」という字は小学校六年生で習うわけであります。それが合わさって子供となると、なぜか「ども」の部分を平仮名で書くということが起こっております。何を根拠にそういうことをしているのかなと。
 今、学習指導要領の説明にもありましたけれども、特に合理的な説明というのはないなと私は思いますし、あとは、これは我々も反省しなきゃいけないのは、今、法令でも子供というのは全て「ども」は平仮名で書かれているんです。
 例えば障害者なども、そういった、いわゆる人権団体の方が意図的に「害」という字を平仮名で書くという例はありますが、法令では「害」という字は漢字のままです。
 しかし、「子ども」に関しては、これはなぜかもう既に平仮名になってしまっていて、国の法令がそういうものですから、地方自治体の条例も今もう全て「ども」が平仮名になってしまっており、さらに学校の教育現場も、またPTAの方々が配る資料とか、全て「ども」が平仮名になっていて、一部の意見で漏れ聞くところだと、子供の「供」はとても差別的な漢字だというような意見もありますが、では、小学校六年生にその差別的な漢字を教えているのかということにもなります。
 そのあたりに対して、何か感想なり御意見なりがあればお伺いしたいんですが。

 この発言をきっかけに文科省が検討をして「子供」表記を徹底したという流れである。
 ところで、この木原稔衆議院議員、ちょっと調べてみるとチャンネル桜というゴリゴリの右翼系メディアに出演するような、要するにゴリゴリの右翼であった。チャンネル桜で嬉々として文科省の交ぜ書き表記を是正させたと報告している。この報告はyoutubeにアップされているので以下に貼り付けておく。
 しかもこの人は五大紙・地方紙などのメディアにも交ぜ書きが横行している、文科省が「子供」表記を徹底させたことによりメディアも「子供」表記を使うようになるように監視をしていくと明言している(5分12秒から)。
ハイ皆さん注目~木原稔議員(自民党・熊本一区)はメディアの用語の使い方を監視していくと表明しました~。言葉狩りですよ~こんなとんでもない議員が在籍しているのが自民党という党である。

 また、「子供」表記の徹底は既に東京都が先陣を切っていて、それを埼玉県が追いかけるという構図になっている。一体東京都がなんでこんなことを始めたのかの理由の一端が埼玉県議会での問答で明らかになった。刷新の会の中屋敷慎一議員の埼玉県議会での発言(http://www.pref.saitama.lg.jp/page/gikai-gaiyou-h2406-i010.html)によると「お隣の東京都では、都議会の古賀俊昭議員の尽力もあり、平成14年から本来あるべきである「子供」という漢字表記への変更が順次図られてきています」とのことである。この古賀俊昭議員(日野市選出)、なんと主権回復を目指す会の顧問をやっている(ソース:http://shukenkaifuku.com/?page_id=5)もちろんこちらもゴリゴリの右翼団体、しかも「行動保守」の一角を占める団体である。過去にこのブログでも書いたが(「行動界隈、とうとう「警察白書」デビュー」)この団体は警察庁から警戒対象としてマークされていることが警察白書に正式に載っているのである。早い話東京都では警察庁に警戒対象とされている団体の構成員である都議がねじ込んで「子供」表記を実現させたというわけである。
 んで、この話を持ち出して埼玉県知事に「子供」と書けと迫った中屋敷慎一議員(鴻巣市選出)も草莽全国地方議員の会で仲良く靖国参拝したゴリゴリの右翼である。

 というわけで「子供」と書けと言っている人間を見たらまずは右翼との関係を疑った方がいい。


【おまけ】
 交ぜ書きはいかん、「こども」は「子供」と書けと訴える各議員も自分の名前は途端に交ぜ書きになる。例えば中屋敷慎一埼玉県議(鴻巣市選出)のサイトのトップページをごらんいただきたい(web魚拓)嗚呼、なんと選挙カーに書いている名前が交ぜ書きではないか!木原稔衆議院議員(自民党、熊本一区)もご自分のサイトの表記は交ぜ書きである(web魚拓)。一体これはどうしたものなんだろうか。交ぜ書きは日本語の破壊とか言っていたくせに自分の名前を本来の表記とは違う形で交ぜ書きにするのは構わないのだろうか。
 だいたい、こいつらは交ぜ書きを問題にするにしてもなぜか「こども」の語だけを問題視していて、他の語で漢字表記できるものを平仮名表記していても何ら問題視していない。埼玉県のサイトのトップページを見るといきなり「彩の国さいたま」と平仮名表記である。「私には、小学生の間に習う漢字をあえて使わない合理的な理由も見出せませんし、常用漢字表に例示されている漢字を使わない理由も見出せませんでした」などとエラソーに言っている中屋敷慎一は「しごと」「くらし」などと書かれている埼玉県のサイトのトップページを見てどう思っているのだろうか。こういうところを見るにつけ「子供」表記を押し付けたがる一連の動きには単なる日本語としての一貫性を問題視する以外の底意を感じるのである。実際木原稔は「子ども」表記を「左翼思想に付け入る隙を与えている」と言っている事実がある。

【おまけ2】
 その後、埼玉県議会議員について少しばかり調べたら同じく刷新の会の鈴木正人(志木市選出)もチャンネル桜にご出演をなさっており、めでたく右翼であることがはっきりした。ご本人の公式サイトのトップページに平然と載せているから是非ごらんいただきたい。こいつらは朝霞高校の修学旅行の事前学習が「自虐的」であるとして県議会で取り上げ、修学旅行参加の全生徒の感想文を県議会に出せと迫ったのである。これは自民党の連中も仲良く賛同している。
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