ヘッドライン

■棄権者こそ公明党の一番の味方?

今回はヨタ話から始めてみたりする。私、ここだとかこっちで大変えらそうな、高邁なコメントなんかしてますがね、単にデータマニアなだけです。思いつきで統計データをほじくり出してきて並べるのが趣味だったり。

で、今回の思いつきになだれ込む。
公明党は皆さんもご存知の通り組織票頼みだ。で、私は組織票というのはそうそう増減するものでもないから投票率が上がると公明党にとって厳しい結果になるのではないかと考えてみた。

この仮説を検証するべく参院選の全国区(第12回まで)及び比例代表(第13回以降)の当日有権者数、投票者数、投票率、当日有権者数に対する公明党得票数の割合(絶対得票率)、投票者数に対する公明党得票数(いわゆる得票率)、及び獲得議席数と定数に対する議席占有率を調べて見ることにする。
なお、第17回参院選においては新進党として選挙に臨んでいるため今回の検証の対象からは外した。

で、数値は次の二つの表をご覧いただきたい。
表1
投票年月日当日有権者数投票者数公明党得票数定数公明党の獲得議席数
第6回1962.7.156,137,29538,290,9124,124,269517
第7回1965.7.459,544,40739,900,9355,097,682529
第8回1968.7.765,886,14545,417,6536,656,771519
第9回1971.6.2771,177,66742,160,7435,626,293508
第10回1974.7.775,356,06855,157,5356,360,419549
第11回1977.7.1078,321,71553,634,7887,174,459509
第12回1980.6.2280,925,03460,299,1456,669,387509
第13回1983.6.2683,682,41647,696,3227,314,465508
第14回1986.7.686,426,84561,643,2727,438,501507
第15回1989.7.2389,891,35858,434,0626,097,971506
第16回1992.7.2693,254,02547,283,7726,415,503508
第18回1998.7.1299,048,70058,268,9607,748,301507
第19回2001.7.29101,309,68057,158,1198,187,805488
第20回2004.7.11102,588,41158,006,1128,621,265488
第21回2007.7.29103,710,03560,806,5827,765,329487
第22回2009.7.11104,029,13560,251,2147,639,432486

1.定数は全国区(第12回まで)及び比例代表(第13回以降)のものである。
2.第6回参院選の数値は公明政治連盟のものである。
出典
第20回までは総務省統計局「日本の長期統計系列 第27章 公務員・選挙」、第21回以降については同省自治行政局選挙部サイト

表2
投票率絶対得票率得票率議席占有率
第6回68.217.3510.9713.73
第7回67.018.5612.7817.31
第8回68.9310.114.6617.65
第9回59.237.913.3416
第10回73.28.4411.5316.67
第11回68.489.1613.3818
第12回74.518.2411.0618
第13回57.68.7415.3416
第14回71.328.6112.7314
第15回65.016.7810.4412
第16回50.76.8813.5716
第18回58.837.8213.314
第19回56.428.0814.3216.67
第20回56.548.4014.8616.67
第21回58.637.4912.7714.58
第22回57.927.3412.6812.5

1.単位はいずれも%である。
2.数値は小数点以下第二位で四捨五入してある。

個人的に印象的なことを挙げてみる。
1.第10回参院選において有権者数に対する公明党得票数の割合は増えたのに、投票率が上がったためか公明党の得票率が下がってしまった。ただし議席には影響なし。
2.第14回参院選ではこれまた投票率が上がり、当日有権者数に対する公明党得票数の割合はそれほど減っていないにもかかわらず得票率が下がり、議席を減らす結果になった。
3.第16回参院選で当日有権者数に対する公明党得票数は大して上がっていないにもかかわらず投票率が低いために得票率は上がり、議席を2つ増やした。
4.第18回参院選では当日有権者数に対する公明党得票数の割合は増やしたにもかかわらず投票率も同時に上がり、公明党得票率は微減、議席も一つ減らした。
この選挙では与党自民党に対する逆風が吹き荒れ、野党としてこの選挙に臨んだ公明党には有利であったはずなのに議席を減らす結果になっているのが驚きである。

全般的に見てみると、やっぱり投票率が上がると公明党にとっては厳しい結果になるみたいだ。

アンチ創価の皆さん、間違っても棄権などしないようにいたしましょう。公明党の思うつぼですから。
訂正(2008/10/19)
表中の数値に誤りが見つかりました。以下、正誤表です。
第6回(1962.7.1投票)…有権者支持率に誤り。
誤「7.34
正「7.35

第14回(1986.7.6投票)…投票者数に誤り。
誤「61,443,272」
正「61,643,272」

第16回(1992.7.26投票)…絶対得票率に誤り。
誤「6.89
正「6.88

第20回(2004.7.11投票)…有権者数に誤り。
誤「152,588,411」
正「102,588,411」

第21回(2007.7.29)…議席占有率に誤り。
誤「14.6
正「14.58

以上、お詫びして訂正させていただきます。なお、表の数値はこれによる訂正済みの数値となっています。

〔2010.7.13〕
「有権者支持率」という用語を絶対得票率と改めました。
スポンサーサイト

テーマ:創価学会・公明党 - ジャンル:政治・経済

プロフィール

資料屋

Author:資料屋
ブログ名変えた(2011.4.24)。落ち着かないなあ。

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム