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■上富田町の生活保護行政が素晴らしいと褒め称える人たちへ

 上富田町の生活保護行政が昨日付けの「紀伊民報」に紹介され、一部で好評だ。当該の記事によればなんでも月2万円分の食料を現物支給する食料支給制度があるという。対象は生活保護の認定を受けられないが極度に困っている世帯が対象だという。また、この町は県と共同で扶養義務者の徹底調査も行っているという。生活保護の申請者も同席させ、扶養義務者に徹底的に扶養を依頼するらしい。なんでも10回以上も問答を続け最後は扶養するに至った例もあるという。
 これが一部で好評を呼んでいるのだが、私はこの町の行政には賛同できない。餓死するじゃないかと詰め寄ってきた人に対して2万円分だけ食料支給しますと言って生活保護申請させる隙を与えないことも評判のようだが、どう考えても困っている人から生活保護を取り上げるだけのことではないか。呆れ返って、そして絶望して帰宅する申請者の姿が目に見える。しかもどう考えても生活保護水準以下の支給でも恩を感じてくれるのもまた好評ポイントだという。当然の権利も保障しないで恩を売りつけられるんだからそりゃあ一部の人にとっては好評なのだろう。
 さらに、扶養義務の徹底調査もまた問題である。10回以上も詰め寄ればさすがにどんなに無理であっても扶養することになろう。また、親族が「人質」になるのだったらどんなに困っていても申請をやめようという気にもなろう。というか押し売りが10回以上訪問してモノを売りつけたら問題なのに扶養義務なら問題ないってどうなんだろうか。

 そして、両者が合わさると最悪のコンボになる。生活保護を申請しようと思ったら10回以上親族に詰め寄られるのを覚悟しなければならず、餓死してしまうと訴えても食料だけは支給しますと言って追い返し、申請の隙を与えない。こういうのを完璧な水際作戦というのである。

参考 総務省「平成21年全国消費実態調査」より
単身世帯の消費支出(平均) 174,349円
単身世帯の食料支出(平均) 38,963円
年間収入100万円以下世帯の食料支出(平均) 26,037円

 要するに2万円という額は食費を賄うのにすら不十分、栄養失調になりかねない、そういう水準ということである。
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テーマ:生活保護 - ジャンル:政治・経済

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