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■樋渡武雄市長、あなたは間違ってます!

 今日は昨日に続いて法令の読み方、書き方について。はっきり言って関心のない方にはどうでもいい内容なので飛ばしてもらって構わない。以上、ここまで高木浩光先生、間違ってます。 : 武雄市長物語の冒頭をパクってみた。今回の記事は武雄市長の樋渡氏が書かれたブログ記事である高木浩光先生、間違ってます。 : 武雄市長物語(以下、この記事では本件記事とします)への突っ込みなのでとりあえず私の記事を読む前に適当に本件記事を読んでおいていただきたい。
 なになに、個人情報保護法の第2条第1項

 この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。

の括弧書き部分につき括弧書き部分は単なる明示であって括弧書きがなくても含まれると述べている。ここでありがたくも「法令解釈の基礎」(長谷川彰一、ぎょうせい)を参照してみようではないか。

条文中において、特定の用語の下に括弧を用いて、その用語の意味を置き換えたり、拡大したり、縮小したりする場合もあります。例えば、「……○○(××を含む。以下同じ。)……」、「……○○(××)を除く。以下この条において同じ。」などとする例です。

 はい、一蹴されてますね。語の定義を拡大したり縮小したりする場合にも用いるんですなあ。例を示そう。刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律第45条第1項。

 刑事施設の長は、前条第一号又は第二号に掲げる物品が次の各号のいずれかに該当するときは、被収容者に対し、その物品について、親族(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。以下同じ。)その他相当と認める者への交付その他相当の処分を求めるものとする。
一  保管に不便なものであるとき。
二  腐敗し、又は滅失するおそれがあるものであるとき。
三  危険を生ずるおそれがあるものであるとき。

 武雄市長樋渡大先生の解釈によれば括弧書きなどなくても「婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者」は「親族」に入るらしいのだがそんなのは間違いだと簡単にわかるだろう。括弧書きの中に書かれているのは単なる明示であってなくても定義は変わらないというのは間違いということである。
 しかして武雄市個人情報保護条例による個人情報の定義(武雄市個人情報保護条例第2条第1号)。

個人情報 個人を対象とする情報であって、特定の個人が識別することができるものをいう。ただし、次に掲げるものを除く。

 個人情報の保護に関する法律にある「(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)」という語がないので武雄市の条例では他の情報と照合することにより特定個人を識別できる情報は個人情報に入っていないのだ。だいたい自分で「法令においては、「特定の個人が識別することができるもの」となっている」(図書館貸出情報の扱い、ご安心ください! : 武雄市長物語)と書いているのに何を言っているのだろうか。あっちこっち飛び散っていてどうしようもない。しかも法令の定義で個人情報となっていないからご安心くださいって本末転倒。安心できるように定義を書くのが本当。安心できるように定義を書くのであって、定義がこうだから安心できるのではない。わかりましたか?樋渡先生。
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テーマ:法律全般 - ジャンル:政治・経済

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