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■花王製品で健康被害が出たという(多分)嘘を書く花王不買クレーマーと著名人の名前を勝手に使う大バカの姿

 今回の記事は二つのネタを同時に扱うごった煮的記事である。
 まず一点目。俳優の高岡蒼甫氏がtwitterで「フジテレビは韓流を猛プッシュしている、いかがなものか」という趣旨の批判をしたために事務所を解雇された。それに反応してフジテレビ、さらにはフジのスポンサーである花王への抗議が主に2ちゃんねる「既婚女性板」を中心にして行われている。特に花王への抗議活動はエスカレートし、不買運動にまで進んでいる。この不買運動の一環なんだかどうだかでAmazonの花王製品のレビューが炎上している。曰く「キムチのにおいがする」曰く「ぜんぜんきれいにならない」などと。こんなことを煽動しているのはもちろん2ちゃんねる既婚女性板への書き込み主である。書き込み主たちは個人の感想を書いただけだからなんら法的問題はないなどと強気でいるが、明らかに違法性を問われかねないコメントもある。以下に紹介しよう。いずれも花王製品を使用したところ健康被害が発生し医師の診療を受けたという趣旨である。

・ユーザー名「# "#"」氏のレビュー(web魚拓のものである)
 花王製品を使用したところ健康被害が生じたとのレビューを8月2日に複数投稿している。もちろん複数の製品に対してである。しかも一つの商品については医師の診療を受け診断書まで出ているというレビューを投稿している。同日に複数の製品について使ったところ健康被害が生じたなどというレビューを投稿するのは明らかに不自然で、嘘である可能性が高い。

・ユーザー名「もも」氏のレビュー(web魚拓のものである)
 こちらも同じように8月2日に花王製品によって健康被害が発生したとのレビューを複数投稿している。そのうち一件については医師の診療を受けたとのことである。こちらもまた嘘であることが強く推認される。

 さて、この2件とも共通するのは医師の診療を受けるほどの健康被害を受けたと書いていることである。医師の診療を受けたというのはもう単なる個人の感想を超えている。明らかに客観的に嘘か真かが判明する事実である。花王にとってこれほどやりやすい事案も他になかろう。医療機関のカルテを見て受診した事実がなければ虚偽の風説を流布したとして違法性が問われるわけだ。個人の感想という弁解は通らない。警察に踏み込まれれば震えながらどこの医師の診療を受けたのか答えることになろう。もちろん真実なら逆に花王が追い詰められることになるわけだがそれはまずないだろう。花王にはぜひがんばってこいつらを訴えていただきたい。感覚が麻痺したアホウは少し痛い目にあってもらわないと反省しないだろうから。

 2点目。チーム関西の川東大了が新しい団体を立ち上げた。「韓国軍「ライタイハン」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会」(web魚拓のものである)というのがそれである。問題なのは「関連団体」「賛同者」のところに勝手に著名人や著名団体の名を記しているところである。なお、すでに名を勝手に使われた団体の一つである日本ベトナム友好協会大阪府連合会は名誉毀損だとして抗議声明を出している。こちらも勝手に名前を使われた団体・個人から訴訟を起こされる可能性は大きい。しかも掲げている団体・個人の数がかなり多いことから相当数の件数を抱えることになることが予想される。川東はどうするのだろうか。そして川東が所属する在特会はどうするのだろうか。訴訟費用だけでまるでざるに水を入れたかのように資金が消え去ることが予想される。その後の賠償まで考え合わせればとても抱えきれるものではないだろう。どのように対処するのか注目に値する。

参考
刑法
(信用毀損及び業務妨害)
第二百三十三条  虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

最高裁判例(平成15・3・11刑集57巻3号29頁)

 1 原判決の是認する第1審判決の認定によると,被告人は,コンビニエンスストアで買った紙パック入りオレンジジュースに次亜塩素酸イオン等を成分とする家庭用洗剤を注入した上,警察官に対して,上記コンビニエンスストアで買った紙パック入りオレンジジュースに異物が混入していた旨虚偽の申告をし,警察職員からその旨の発表を受けた報道機関をして,上記コンビニエンスストアで異物の混入されたオレンジジュースが陳列,販売されていたことを報道させたというのである。
 そうすると,被告人は,粗悪な商品を販売しているという虚偽の風説を流布して,上記コンビニエンスストアが販売する商品の品質に対する社会的な信頼を毀損したというべきところ,原判決は,刑法233条にいう「信用」には,人の支払能力又は支払意思に対する社会的な信頼のほか,販売する商品の品質等に対する社会的な信頼が含まれるとして,被告人の上記行為につき同条が定める信用毀損罪の成立を認めた。
 2 所論引用の大審院の判例のうち,大審院大正5年(れ)第2605号同年12月18日判決・刑録22輯1909頁及び大審院昭和8年(れ)第75号同年4月12日判決・刑集12巻5号413頁は,人の支払能力又は支払意思に対する社会的な信頼を毀損しない限り,信用毀損罪は成立しないとしたものであるから,原判決は,上記大審院の各判例と相反する判断をしたものといわなければならない。
 しかし,【要旨】刑法233条が定める信用毀損罪は,経済的な側面における人の社会的な評価を保護するものであり,同条にいう「信用」は,人の支払能力又は支払意思に対する社会的な信頼に限定されるべきものではなく,販売される商品の品質に対する社会的な信頼も含むと解するのが相当であるから,これと異なる上記大審院の各判例は,いずれもこれを変更し,原判決を維持すべきである。

 花王製品へのレビューと大変よく似た事例であることがわかる。まあせいぜい反省してくださいな。
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ブログ名変えた(2011.4.24)。落ち着かないなあ。

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