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■2003年、確かに東電の全原発が止まった。しかし、その年は冷夏だったので東電にとっても凌ぎやすかった

 「2003年に東電が全ての原発止めたのに何事もなかった。何で今年の夏はこれだけ騒ぎになるんだろうか」という疑問を投げかける人ががあちこちで見られる。すでにfut573さんが東京電力は2003年原発停止をどう凌いだのかという記事で検証していることであるが、fut573さんが東電が全原発停止を凌いだ要因として指摘したもののほかにもう一つ重要な要因がある。2003年夏は冷夏だったのだ。
 どのくらいの冷夏だったのかを示すために2003年と2010年の8月の1時間ごとの気温をグラフにして下に示した。数値の出所は気象庁の観測データである。
東京の8月の1時間毎の気温
 このグラフを見ていただければわかるように2003年はかなり気温が低かった。しかも月の最高気温も29日15時に記録した33.9℃であった。2010年8月の最高気温はは17日13時に記録した37.1℃。東電資料によれば気温が30℃以上のとき気温が1℃上がるごとに170万kWほど消費電力が伸びる。とすれば当たり前のことだが気温が低ければかなり需要は低くなる。実際、2003年8月の東京電力管内の最大電力は5,650万kW(8月5日)と、極めて低い値であった(TEPCOダイレクト)。これは最大限節電してようやく達成できると見込まれる今年の最大電力よりも150万kWほど多いだけである。節電しなくてもこのぐらいの最大電力になったのであれば確かに東電が原発止めても凌ぐのは簡単だったであろう。要は2003年は運が良かっただけなのである。fut573さんは先に挙げた記事で東電が全原発停止を凌いだ理由としていくつかの理由を挙げているが、このほかに「冷夏だった」という要因も無視できない。
 もっとも、2009年夏は冷夏というほどではないが比較的過ごしやすい夏であったためと省エネ機器の普及もあり2003年夏の最大電力よりも少なくなっている(数表で見る東京電力:電力需要)。2003年ほどの冷夏になれば米が不作になったりと弊害も大きいのでせめて2009年程度の暑さになるのを願いたいものだ。
 なお、グラフの基になった数値をこちらに示した。

〔2011.11.27〕
 Onsheetがサービス終了とのことなのでGoogleドキュメントにファイルを移転しました。
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