ヘッドライン

■八木さん、朝鮮学校の方がそれ以外の学校より補助金が多いなんて間違いですよ

 在日特権を許さない市民の会の八木副会長が在特会掲示板で大意「朝鮮学校の方が一般の私立学校よりも多額の補助金を得ている、よって無償化は不要だ」と言うようなことを述べている。曰く、朝鮮学校は8,300人の在学者に対し8億1,528万円の補助金で一人当たり98,227円、これに対し朝鮮学校以外の学校が得ている補助金は5,623,012人に対し4,390億円で一人当たり補助金額は78,072円だから朝鮮学校の方が一人当たり補助金が多いと言う。事実を確認しよう。
もしものときの日本統計年鑑
 総務省統計局「日本統計年鑑」第22章22-25表によれば2007年中に私立高等学校が得た補助金は3528億4800万円、同年中の私立高校在学者は全日制・定時制・通信制を合わせて110万6015人、一人当たり補助金額は319,020円。朝鮮学校の一人当たり額より多い。これで八木氏の説が誤りだということがわかる。しかして、文部科学省のホームページにある「4390億円」という数字とずいぶん違うではないか。補助金のほとんどを高校に出しているのか?そんな疑問も出てくるが、その辺のからくりは次に説明しよう。
私学助成は国庫負担よりも地方負担(含む地方交付税)の方が大きい
 さて、私立高校が3528億も助成を受けているのに何で文部科学省のホームページにある私学助成の総額が4390億しかないのか。その理由は地方負担にあった。「全私学新聞」2007年2月3日号によれば私立高校に対する国庫負担金1038億に対し交付税措置額が5188億円。これに地方負担も入る。で、交付税措置分と国庫負担分をあわせた私立高校に対する補助単価は全国私教連のサイトに掲載されている。。要は文部科学省のホームページにある数字は国庫負担金として出される額を示したもので、このほかに交付税や地方負担が入って実際の助成額は国庫負担金の額を遥かに上回ると言うことだ。それでも数字が合ってないが予算と実額の差など要因はさまざま考えられ、矛盾していることを示しているのではない。

 それにしても、なのである。八木氏は朝鮮学校の方が補助は多いと言う前に少しは調べてみようとは思わなかったのだろうか。「日本統計年鑑」などはもっとも基本的な統計書であり、私なんぞは手垢がつくほど参照している。それ以外の資料にしても少しググれば簡単に見つかる。調べるのが面倒なら八木氏が住んでいるつくば市の市立図書館で参考調査をしてもらうという手もある。特に図書館の参考調査は調べもののプロである司書が調査してくれるのだから八木氏は何もしなくていい。ものを言うのにこの程度の手間すら惜しむのはどうかと思う。もっとも、在特会界隈の人間にはこのようなことはよく見られるのではあるが(例;韓国の性犯罪発生率と日本の性犯罪発生率を比べて韓国の方が多いから「韓国人は世界最悪の強姦民族」などというような)。皆さんは在特会発の情報を見るときは眉に唾を付けて読むようにしましょう。
スポンサーサイト

テーマ:在日特権を許さない市民の会 - ジャンル:政治・経済

プロフィール

資料屋

Author:資料屋
ブログ名変えた(2011.4.24)。落ち着かないなあ。

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム