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■公衆電話の減り具合をグラフ化してみた

 公衆電話の減り具合を表とグラフにしてみた。それだけでは芸がないので公衆電話への平均距離を求めてみた。なお、平均距離は国土面積を公衆電話台数で除し、一台当たりの面積を求めた上でこの面積を円と見立てて面積から求めた半径の1/2とした。もちろん計算上の話であるからどんなに遠くてもこの半径よりも短い距離で公衆電話に行き当たる地域もあるだろうしその逆もあろう。一応の指標である。なお、この手法は旧郵政省が郵便局への平均距離を表すために使った手法である。ただし郵政省は半径の1/2を平均距離としている。それでは次の表をどうぞ。
公衆電話数、一台当たり面積、平均半径の推移
年次公衆電話台数一台当たり面積平均距離(m)
19859095700.42181.89
19868341070.45189.94
19878282000.46190.61
19888271670.46190.73
19898289770.46190.52
19908320100.45190.18
19918301990.46190.38
19928262770.46190.83
19938201310.46191.55
19948007720.47193.85
19957993060.47194.03
19967938700.48194.69
19977772000.49196.77
19987538710.5199.79
19997358120.51202.23
20007072330.53206.27
20016806350.56210.26
20025841620.65226.96
20035031350.75244.56
20044423020.85260.83
20053930660.96276.69
20063608191.05288.79
20073293011.15302.29
20083071871.23312.98
20092831611.33325.99

グラフにすれば次の通り。
公衆電話数の推移
 見ればわかるようにこの10年で半減以下になった。時折「小中学生には携帯などいらない、公衆電話で十分だ」という意見を見かけるが、今や平均で300メートルは走らないと公衆電話に行き当たらない。最悪の場合600メートルほど走ることになる。いざというときに600メートルも走らせて平気だとおっしゃるのだろうか。
 だったら公衆電話を増やせ?いいだろう。じゃあそのコストはどうします?公衆電話は2009年時点でNTT西日本で40億7900万円、東日本で51億3000万円、東西合わせて92億0900万円の赤字だ(NTT西日本資料及びNTT東日本資料による)。ざっと単純計算すれば公衆電話の数を倍にすれば184億1800万の赤字になる。これをどこから捻出する気だろうか。ユニバーサルサービス料として集められた額ががちょうど188億ほどになる(TCAサイトによる)。現行ですでに55億円ほどユニバーサルサービス料から交付金を受けているからその分を差し引いても133億円。一番号当たり月5円ほど負担増になる。青少年の健全育成のために負担増の覚悟はあるだろうか。
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