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■アグネスさんに聞かせたい公明党の丸谷さんと首都大の前田雅英教授が児童買春被害者について述べた事

 売春してしまった児童は明らかに被害者のはずで、国際的にもその認識が共有されているが、どうやらそんな認識は間違い、児童本人にも責任があるんじゃないかとお考えの方々がいる。こういう人たちが児童の人権云々言うんだから大笑いである。本当は大笑いどころか極めて深刻な事態なのだが。アグネスさん、どうお考えになります?

1.首都大学東京 前田雅英教授
 児童買春の実態、これはもう政府委員の側からるる御説明があったと思うんですけれども、単に買う側の大人のみを処罰すればうまくコントロールできるかというと、つまり少年が守れるかというと、その段階は過ぎている。マスコミの報道の中にも、生活のためにやむにやまれず売春をしている高校生がいるみたいな書き方をしたものがあるんですが、これは、我々専門家から見ますと、非常にお笑いなんですね。生活のための窃盗犯みたいなものの割合の低さとか、それから現実の実態を警察から聞いてみますと、そんな現実とはかけ離れている。
 児童からの搾取というようなことで、条約なんかもできているわけですけれども、世界的なレベルで前提としていた少女の買春のありようと、日本の援助交際といいますか、買春のありようというのは質的に異なる。それに対して、やはり日本の現状に合った法規制というものを考えていかなければいけないというふうに考えております。
出典;第156国会 衆議院青少年問題に関する特別委員会(平成15年5月8日)

 児童からの搾取という前提は日本には通用しないと。いやー、すごいですね。

2.丸谷佳織前衆議院議員
 今のお話の中で、今回の法律をつくることで、入り口から子供たちが入れないような形、書き込みをできないような形をつくることで、普通の子供たちはかなり今までの状況から一変して書き込みをしなくなるだろうというようなお話があったわけなんですけれども、実際、出会い系サイトというところを私も見てみました。普通の高校二年生ですという女の子が、本当にこの委員会で言葉にするのはちょっとなかなか厳しいものがあるんですけれども、とても私の口からは言えないような単語を、性的な単語を使って自分の体を売るための勧誘をしているわけですね。
 高校二年生です、普通の女の子です、遊んだりエッチをしたり、余り経験はないんですけれども、優しくしてお小遣いをくれる人がいないでしょうか、年上歓迎で、幾らぐらいかメールをしてくださいとか、あるいは、差しさわりのないところでいえば、十六歳の女の子が、これから援で会いませんか、援助交際の援ですけれども、会いませんか、一万円でよろしく、あるいは、夕方から渋谷か原宿で、生Fで援助をしてください、一万円でよろしくというようなことを書いて、本当に、普通の子供だとみずから言うような子供たちがこういう書き込みをしている現状を見ますと、果たして、みずからの意思でお金を稼ぐ方法としてネット上で売春をしている、あるいは買春の勧誘をする、この状況を、誘いに乗る大人あるいは同じ世代の買う方だけが悪いのかなという疑問が私には残ります。
 そういった意味において、児童の処罰ということもある程度仕方がないのではないかというような思いがするわけなんですけれども、本委員会の議論を聞いていましても、議論の一番の焦点は児童に対する処罰であろうと思います。
出典;第156国会 衆議院青少年問題に関する特別委員会(平成15年5月13日)

 買う方だけが悪いわけじゃないそうですよ。こんな人が児童ポルノは児童の人権を害するなんて言ってた訳だ。誰か突っ込む人間はいなかったのだろうか。日本ユニセフ協会あたりが聞いたらひっくり返るだろう。児童買春してる連中も大喜びだろうな。こういう人たちが児童買春・児童ポルノ被害者の救済の足を引っ張るのである。
 で、こんな認識で警察も自分の裸の画像を送った児童を検挙してるわけだ。

〔2011.2.11追記〕
 こんな体たらくだから児童の権利委員会(CRC)からたびたび懸念を表明されちゃうのである。以下にCRCの見解を示しておく。いずれも外務省サイトよりの引用である。
2004年2月26日付け条約に基づく第二回政府報告に対するCRC最終見解より

51.パラ3でも明記したように、委員会は、児童買春、児童ポルノ及び児童の保護に関する法律の採択(1999年)及び実施を歓迎する。しかしながら、委員会は、
(a)刑法が、男性による女性に対する行為としての強姦罪の狭い定義を維持していること、
(b)性的搾取を受けた被害者の全てが適切な回復及び支援サービスへのアクセスを得ているわけではないこと、
(c)被害児童が犯罪者として取り扱われているとの報告があること、
(d)「援助交際」すなわち代償のある交際の実例があるとの報告があること、
(e)低い性交同意最低年齢、それが「援助交際」の実践に寄与し、児童の性的虐待の訴追を妨げうること、
を懸念する。


2010年6月22日付け児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書に基づく第一回政府報告に対するCRC最終見解より

34. 委員会は,選択議定書に定める犯罪の様々な要素に対処するための措置を歓迎しつつ,児童買春の被害者が犯罪者として扱われる可能性があることを懸念する。
35. 委員会は,締約国が,法律を適切に改正することにより,選択議定書違反の被害者であるすべての児童が犯罪者でなく被害者として扱われることを確保するよう勧告する。

CRCの見解がすべて正しいとは言わないが、この点に関してはお説ごもっともというほかない。
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テーマ:児童買春・児童ポルノ処罰法 - ジャンル:政治・経済

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