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■定住外国人の犯罪率の国籍別比較は厳しい

 日本における在日定住外国人による犯罪…国籍別、犯罪種別の人口あたり犯罪検挙率(平成18年の国籍別犯罪比率の計算から)というページで在日外国人による犯罪の国籍別比較が試みられている。このページでは在日韓国・朝鮮人の犯罪率は他の国籍の在日外国人より犯罪率が高いという結論が導き出されている。しかし、国籍別比較はかなり難しい。というのも、国籍別比較をするにはそもそも人口が少ないうえに犯罪の実数も少ない。ほんの十数件違うだけで率がすぐに大幅に上下してしまうのだ。以下に計算結果を示した。なお、用語の定義は以下の通り。「定着居住外国人」…「在留資格が永住者」、「特別永住者」、「永住者の配偶者等」である外国人。米軍関係者は除いてある。〔2011.2.27追記…米軍関係者は外国人登録の対象外なので登録人口には反映されない。このため米軍関係者の数は検挙人員からも除いてある。〕凶悪犯、粗暴犯、窃盗犯…警察庁「犯罪統計書」の用語と同じ。
典拠…定住人口については法務省「登録外国人統計」、検挙人員は警察庁「犯罪統計書」によった。

国籍別定住人口
国籍2006200720082009
日本人126,154,000126,085,000125,947,000125,820,000
定着居住外国人総数850,418885,351930,200962,607
韓国・朝鮮を除いた定着居住外国人361,113406,569458,086498,222
韓国・朝鮮489,305478,782472,114464,385
中国124,716136,702151,531166,200
ブラジル79,56795,782112,066118,155
フィリピン61,83469,20578,32087,217
米国11,12111,78712,54513,482
一般刑法犯
国籍2006200720082009
人員人員人員人員
日本人369,832293.16352,238279.37327,141259.74320,523254.75
定着居住外国人総数6,150723.175,761650.75,345574.615,080527.73
韓国・朝鮮を除いた定着居住外国人1,981548.481,861457.731,836400.081,862373.73
韓国・朝鮮4,169852.023,900814.573,509743.253,218692.96
中国970777.77902659.83835551.04744447.65
ブラジル241302.89188196.28214190.96285241.21
フィリピン171276.55190274.55223284.73249285.49
米国45404.6432271.4946366.6832237.35
凶悪犯
国籍2006200720082009
人員人員人員人員
日本人6,0334.785,5354.395,2834.195,2744.19
定着居住外国人総数12014.1111713.2212113.0113113.61
韓国・朝鮮を除いた定着居住外国人3910.84912.055512.01448.83
韓国・朝鮮8116.556814.26613.988718.73
中国1612.831813.17149.24169.63
ブラジル33.7788.351311.6119.31
フィリピン11.6268.671215.3266.88
米国326.9818.480000
粗暴犯
国籍2006200720082009
人員人員人員人員
日本人52,33141.4851,90841.1749,78739.5347,21437.53
定着居住外国人総数1,254147.461283144.911,059113.851,044108.46
韓国・朝鮮を除いた定着居住外国人31085.8532980.9222248.4632164.43
韓国・朝鮮944192.93954199.26837177.29723155.69
中国11995.4213397.2912985.1311367.99
ブラジル5569.124648.034641.054941.47
フィリピン2540.433347.683747.244753.89
米国15134.881084.8413103.63429.67
窃盗犯
国籍2006200720082009
人員人員人員人員
日本人180,743143.27174,197138.16168,576133.85169,663134.85
定着居住外国人総数2,661312.92,446276.272,461264.572,399249.22
韓国・朝鮮を除いた定着居住外国人951263.35864212.51913199.31936187.87
韓国・朝鮮1,710349.481,582330.421,548327.891,463315.04
中国491393.69436318.94448295.65390234.66
ブラジル111139.518487.79282.09132111.72
フィリピン75121.2990130.05107136.62115131.86
米国14125.8912101.8118143.481289.01

 ご覧いただければわかるように、凶悪犯では安定した数値が出せているのは韓国・朝鮮籍ぐらいで、中国籍も割と安定しているが、他の国籍の者の数値は極端に振れすぎている。粗暴犯・窃盗犯ではどの国籍もだいたい安定しているが、米国籍の者はやはり極端に振れている。これでは比較するのは難しい。せいぜいが在留者が多い3ヶ国ぐらいが限度であろう。また、先に触れたように外国人は出入りが激しいので、登録人口だけ見ていても正確なところはわからないという問題もある。外国人犯罪の統計を見るのは大変なのだ。まとめるのに苦労したし。在特会関係者はこういう作業をしてみてからものを言っていただきたい。

〔2011.8.16追記〕
 すっかり忘れていたがここでも本当に国籍別犯罪率に差があると言えるのか検定をしてみた。検定の対象はここに挙げた2009年の主要5ヶ国の者の日本における検挙人員率と日本人の検挙人員率である。検定は青木繁伸氏のサイトにあるライアン法によって行った。検定の結果凶悪犯においては米国人・日本人と韓国・朝鮮籍に有意差が見られた(危険水準1%以下)。粗暴犯においては韓国・朝鮮籍の者の検挙人員率とその他の4ヶ国の者の検挙人員率、および日本人の検挙人員率に有意差が見られた(危険水準1%以下)。韓国・朝鮮籍の者はその他の国籍の者と比べて有意に日本での粗暴犯検挙人員率が高いということになる。それ以外の組み合わせでは有意差は見られなかった。粗暴犯においては中国籍の者とフィリピン国籍の者は日本人より検挙人員率が高くなっているが統計的には有意ではない。窃盗犯においては韓国・朝鮮籍・中国籍の者の検挙人員率と米国籍、フィリピン国籍、ブラジル国籍の者の検挙人員率、および日本人の検挙人員率に有意差が見られた。また韓国・朝鮮籍の者と中国籍の者の検挙人員率にも有意差が見られた(いずれも危険水準1%以下)。刑法犯計でも同様に韓国・朝鮮籍・中国籍の者の検挙人員率と米国籍、フィリピン国籍、ブラジル国籍の者の検挙人員率、および日本人の検挙人員率に有意差が見られた。また韓国・朝鮮籍の者と中国籍の者の検挙人員率にも有意差が見られた(いずれも危険水準1%以下)。これは窃盗犯に引きずられているようである。
 以上に述べたのはあくまでも数学的なものである。各国籍の者で年齢構成も違うのでこれも考慮しなければならない(日本に在留する韓国・朝鮮籍の者は若年者が多い)。
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