■2014年10月
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■同じ時間働いても女性の方が得られる所得が少ないのに本当に生活保護で女性が優遇されていると言えるのか

 生活保護のリアルを描いた話題本『失職女子。』ーー著者が、出版後の反響に対して感じたこと&問題提起 - Togetterまとめを見ていたら気になるツイートが。

 こういう話を聞くとすぐに検証したくなる。とりあえず生活保護利用者の人口比を計算してみた。性別の生活保護利用者数は厚生労働省「平成23年被保護者全国一斉調査」、人口は総務省統計局「人口推計」によった。ここで2011年のデータを使用しているのは最新の性別生活保護利用者数のデータが2011年のものだったという理由である。計算した結果は男性の1.61%が生活保護利用者なのに対し女性は人口の1.56%が生活保護利用者であった。つまり、生活保護利用者の割合は女性の方が少ない。ここで直ちに次のような疑問に突き当たる。女性の方が豊かだから生活保護利用者にならないのでは?という疑問だ。そこでもうひとつ、フルタイムで働く人の労働時間別所得の性別データをグラフにしてみた(出典は総務省統計局「平成24年就業構造基本調査」)。このデータは雇用形態ではなく就業日数200日以上でかつ週間就業時間35時間以上の者についてのデータである。それではご覧頂こう。
労働時間・性別所得1
労働時間・性別所得2 一目瞭然、同じ時間だけ働いても女性の方が所得は少ない。女性の方が所得は少ないのに生活保護利用者の割合は女性の方がやや少ない、これで女性が生活保護で優遇されているとは結論付けられないと考えられる。
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