■2013年12月
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■日本ユニセフ協会は別に豪華ビルも建てていないし不当なピンハネもしていない

今回のまとめ
・日本ユニセフ協会はは募金から自らの運営費を捻出しているが不当な水準ではない
・運営費を削ってユニセフ本部への拠出率を上げたら拠出額が減って本末転倒
・日本ユニセフ協会の本部ビルは豪華ビルというほどでもなく、単なる町役場程度

 さてさて、なぜだか日本ユニセフ協会について興味がわいて少しばかり調べてみた。結果わかったことはネットで日本ユニセフ協会を誹謗中傷している連中の主張をことごとく否定するものであった。

1.日本ユニセフ協会が募金の19%を運営費として使用しているのは不当か

 2012年度決算で日本ユニセフ協会は161億1,252万円を集めてユニセフ本部に130億円を拠出、残りの32億1155万円を手元に残し、自らの運営資金にした。募金の19%を手元に残した…というのがまず一般に流布されている説明だが、この32億円の中には本部業務分担金というのが入っている。本部と共同で行った広報事業の費用がこれに計上されているとのことである。これ、手元に残したとみなすのには無理があるような気がする。この分も本部に拠出したとみなすのが自然のような気がするのだが、とりあえず日本ユニセフ協会はこの額を本部への拠出金とはしていないのでその分類に従っておく。

 さて、この19%という割合を巡って論議になっている。これを検討する前によくある勘違いをただしておく。よく「25%は日本ユニセフ協会が運営費に使っている」などとする誤解が出回っているが、この25%というのは日本ユニセフ協会がその運営費に使ってよいとユニセフ本部との協定で定められている割合の上限が25%ということであって、実際には年度ごとに拠出率は異なっている。募金額によらず定率というのはおかしいんじゃないのという意見も見られるが事実はこうなっている。
 ここからが本題。日本ユニセフの運営費として募金額の19%は不当かどうかだが、例えば国境なき医師団日本が挙げられる。国境なき医師団日本は2012年度中に46億8000万円の寄付を集め、34億円を援助活動費に使った。およそ72.6%を援助活動に使い、27.3%を運営費に使用したことになる(http://www.msf.or.jp/library/annualreport/#ahr)。つづいてセーブ・ザ・チルドレンの例を見てみよう(http://www.savechildren.or.jp/sosiki/report.html)。セーブ・ザ・チルドレンジャパンは2012年度に24億2644万円を寄付金として集めた。一方、「海外援助費」「緊急援助活動費」に22億7737万円を支出、93.9%を援助費に用いたことになる。ただしセーブ・ザ・チルドレンジャパンは受託事業の収入があるので(支出は受託事業だけを区分したものにはなっていない)そのことへの考慮は必要だろう。
 さて、ここまで2団体を見てきた。国境なき医師団は27.3%を運営費に使用している。セーブ・ザ・チルドレンジャパンは募金額の93.9%を援助に使用した。こちらはしかし受託事業収入もあることに考慮が必要である。この二つの例と比べる限り日本ユニセフが募金から運営費に19%を支出したというのが不当とはいえない。
 大体において運営費が高すぎる、不当だと言っている人たちは日本ユニセフよりも運営費の割合が少ない他団体の例を出してきたためしがない。比較することなくただ数字を見るだけ見て不当だ不当だと言っているだけである。これってどうなのよ。
 ダメ押しでお役所の例を出しておこう。2012年中に国が集めた租税と印紙収入は43兆9314億円。これを集めているのが国税庁と税関だ。税関が879億円、国税庁が6500億円、しめて7379億円を徴収に費やしたことになる。これ、徴収税額の1.7%に当たる。国家権力を背景に強制的に金を集める組織でも集めた金額の1.7%を使っている。100%個人の善意に頼ってお金を集める団体の運営費(広報などにかかる費用)がこの10倍ほどの割合になるのは当然ではなかろうか。

グリーティングカード募金を止めればユニセフ本部への拠出率は上がるが…

 それでも拠出率を上げることにこだわるというのなら方法がないわけでもない。グリーティングカードやグッズなどを販売し、その収益を募金にしているグリーティングカード募金事業は9億8000万を集めてはいるがグッズの作成費用などに当然経費がかかるので3億円あまりのの経費を支出している。実に31.43%が経費で消えている計算になる。ユニセフ募金一般の歩留まりよりも低い歩留まりにとどまっているのでこれを取りやめるとよい。取りやめることによって経費が3億円あまり浮いて経費は21億円あまりに抑えられるが、グリーティングカード募金で集まっていた額はそのままそっくりなくなるので募金額も162億1155万から152億3798万に減ることになる。ここから本部事業分担金と日本ユニセフ協会の経費を差し引くと122億7891万円に。確かに0.39ポイントほど本部への拠出率は上がるのだが、しかし拠出額は7億円ほど減るのだ。拠出率だけ上げても拠出額が減っては本末転倒ではなかろうか。

2.日本ユニセフ協会本部ビルは本当に豪華なのか

 続いて日本ユニセフ協会本部ビルの検討に移る。こちらもネットでは豪華本部とかさんざんに叩かれている。私もこの豪華な本部というのは半分位信じていた。豪華なビルに移っても日本ユニセフ協会にはコスト面でめりっとがあったのだと思っていた。今回googleストリートビューで実際に日本ユニセフ協会の本部ビルの写真を見てみた。ストリートビューを貼り付けてみる。
大きな地図で見る
 いやー、これで豪華とは恐れ入る。日本ユニセフ協会には申し訳ないがはっきり言ってこれよりも豪華な町役場はいくらでもあるよねと。例えば松田町役場とか日の出町役場とかユニセフハウスよりも豪華だよねと、これは外観を見ただけの単なる印象だがそのような印象を受ける。一体これで豪華ビルとかどういう思考回路でそうなるのだろうか?
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■「こども」の語を「子供」と書かせる流れを主導するのは右翼(警察庁から警戒対象にされている団体の構成員を含む)。議会に右翼が結構入り込んでいるぞ

 もうずい分前のニュースになるが、文部科学省が「こども」の語を「子供」と書くように改めた。これは、2013年3月27日の文部科学委員会で木原稔衆議院議員(自民党・熊本一区)が指摘したことがきっかけになっている。そのときの発言を引用しておく。

 子供についてちょっと踏み込んで発言をされましたけれども、幾つもまぜ書きがあるんですけれども、平たく言うと、例えば、小学校の各学年で習う常用漢字は各学年ごとに決まっておりますので、その過渡期の教科書においては、まぜ書きというのは発生するものだと思われます。しかし、私としては、まだ習っていない漢字でも、ルビを打つことによって、将来、子供たちにそれを予想させて前もって予習させるということもいいのかなというふうには思っております。
 子供というのはまた別の話なんですね。これは、子供の「子」というのは小学校一年生で習う常用漢字であります。「供」という字は小学校六年生で習うわけであります。それが合わさって子供となると、なぜか「ども」の部分を平仮名で書くということが起こっております。何を根拠にそういうことをしているのかなと。
 今、学習指導要領の説明にもありましたけれども、特に合理的な説明というのはないなと私は思いますし、あとは、これは我々も反省しなきゃいけないのは、今、法令でも子供というのは全て「ども」は平仮名で書かれているんです。
 例えば障害者なども、そういった、いわゆる人権団体の方が意図的に「害」という字を平仮名で書くという例はありますが、法令では「害」という字は漢字のままです。
 しかし、「子ども」に関しては、これはなぜかもう既に平仮名になってしまっていて、国の法令がそういうものですから、地方自治体の条例も今もう全て「ども」が平仮名になってしまっており、さらに学校の教育現場も、またPTAの方々が配る資料とか、全て「ども」が平仮名になっていて、一部の意見で漏れ聞くところだと、子供の「供」はとても差別的な漢字だというような意見もありますが、では、小学校六年生にその差別的な漢字を教えているのかということにもなります。
 そのあたりに対して、何か感想なり御意見なりがあればお伺いしたいんですが。

 この発言をきっかけに文科省が検討をして「子供」表記を徹底したという流れである。
 ところで、この木原稔衆議院議員、ちょっと調べてみるとチャンネル桜というゴリゴリの右翼系メディアに出演するような、要するにゴリゴリの右翼であった。チャンネル桜で嬉々として文科省の交ぜ書き表記を是正させたと報告している。この報告はyoutubeにアップされているので以下に貼り付けておく。
 しかもこの人は五大紙・地方紙などのメディアにも交ぜ書きが横行している、文科省が「子供」表記を徹底させたことによりメディアも「子供」表記を使うようになるように監視をしていくと明言している(5分12秒から)。
ハイ皆さん注目~木原稔議員(自民党・熊本一区)はメディアの用語の使い方を監視していくと表明しました~。言葉狩りですよ~こんなとんでもない議員が在籍しているのが自民党という党である。

 また、「子供」表記の徹底は既に東京都が先陣を切っていて、それを埼玉県が追いかけるという構図になっている。一体東京都がなんでこんなことを始めたのかの理由の一端が埼玉県議会での問答で明らかになった。刷新の会の中屋敷慎一議員の埼玉県議会での発言(http://www.pref.saitama.lg.jp/page/gikai-gaiyou-h2406-i010.html)によると「お隣の東京都では、都議会の古賀俊昭議員の尽力もあり、平成14年から本来あるべきである「子供」という漢字表記への変更が順次図られてきています」とのことである。この古賀俊昭議員(日野市選出)、なんと主権回復を目指す会の顧問をやっている(ソース:http://shukenkaifuku.com/?page_id=5)もちろんこちらもゴリゴリの右翼団体、しかも「行動保守」の一角を占める団体である。過去にこのブログでも書いたが(「行動界隈、とうとう「警察白書」デビュー」)この団体は警察庁から警戒対象としてマークされていることが警察白書に正式に載っているのである。早い話東京都では警察庁に警戒対象とされている団体の構成員である都議がねじ込んで「子供」表記を実現させたというわけである。
 んで、この話を持ち出して埼玉県知事に「子供」と書けと迫った中屋敷慎一議員(鴻巣市選出)も草莽全国地方議員の会で仲良く靖国参拝したゴリゴリの右翼である。

 というわけで「子供」と書けと言っている人間を見たらまずは右翼との関係を疑った方がいい。


【おまけ】
 交ぜ書きはいかん、「こども」は「子供」と書けと訴える各議員も自分の名前は途端に交ぜ書きになる。例えば中屋敷慎一埼玉県議(鴻巣市選出)のサイトのトップページをごらんいただきたい(web魚拓)嗚呼、なんと選挙カーに書いている名前が交ぜ書きではないか!木原稔衆議院議員(自民党、熊本一区)もご自分のサイトの表記は交ぜ書きである(web魚拓)。一体これはどうしたものなんだろうか。交ぜ書きは日本語の破壊とか言っていたくせに自分の名前を本来の表記とは違う形で交ぜ書きにするのは構わないのだろうか。
 だいたい、こいつらは交ぜ書きを問題にするにしてもなぜか「こども」の語だけを問題視していて、他の語で漢字表記できるものを平仮名表記していても何ら問題視していない。埼玉県のサイトのトップページを見るといきなり「彩の国さいたま」と平仮名表記である。「私には、小学生の間に習う漢字をあえて使わない合理的な理由も見出せませんし、常用漢字表に例示されている漢字を使わない理由も見出せませんでした」などとエラソーに言っている中屋敷慎一は「しごと」「くらし」などと書かれている埼玉県のサイトのトップページを見てどう思っているのだろうか。こういうところを見るにつけ「子供」表記を押し付けたがる一連の動きには単なる日本語としての一貫性を問題視する以外の底意を感じるのである。実際木原稔は「子ども」表記を「左翼思想に付け入る隙を与えている」と言っている事実がある。

【おまけ2】
 その後、埼玉県議会議員について少しばかり調べたら同じく刷新の会の鈴木正人(志木市選出)もチャンネル桜にご出演をなさっており、めでたく右翼であることがはっきりした。ご本人の公式サイトのトップページに平然と載せているから是非ごらんいただきたい。こいつらは朝霞高校の修学旅行の事前学習が「自虐的」であるとして県議会で取り上げ、修学旅行参加の全生徒の感想文を県議会に出せと迫ったのである。これは自民党の連中も仲良く賛同している。

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