ヘッドライン

■おときた駿都議、韓国学校が絡んだ途端に、「保育園を作るべきではない」との自説を翻した

 音喜多駿(おときた駿)都議、2016年2月16日の時点では、「保育園落ちた日本死ね!!!」って言われたけど、むしろ東京都は保育園をつくるべきではない理由 | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイトなどと提言していた。ベビーシッターにも使えるバウチャーを配れと。これから保育園を作るべきではないと。そう言っていたのである。 
 ところが、市ヶ谷商業高校跡地跡地を韓国学校に提供する構想が報道されるや否や、保育所より、障害児支援よりも韓国人学校?海外に熱心なあまり、都民が見えない舛添知事 | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイトなどと言い出す。曰く、「都有地の貸与は新宿区などに行い、基礎自治体の保育所新設を支援するべき」だとさ。2016年2月16日の記事で書いていた「そもそも保育所・保育園で解決するという発想からの脱却」「「(行政が)保育所をつくるのをやめろ!その分を利用者に配れ!」という方向が正しい」という意見はどこに飛んで行ってしまったんでしょうね。
 韓国学校へのヘイト感情から、前言を翻して無理やり理屈をこじつけたと言われても仕方ない体たらくである。
スポンサーサイト

テーマ:地方自治 - ジャンル:政治・経済

■東京韓国学校、校舎の延床面積からすれば、定員は相当詰め込んだ数字だぞ

 ネトウヨさんは、東京韓国学校が定員割れだと騒いで、市ヶ谷の敷地に校舎を増設する必要などないと述べてらっしゃる。そこで、とりあえず検証した。
 東京韓国学校の校舎の延床面積は作品集 ホテル・店舗・病院など||不二建設株式会社にあった。1991年建設の校舎が2,975.69平米、2010年増設の校舎が2,975.69平米、合わせて11590.55平米である。これを定員1440人で割ると、定員一人当たり8.05平米になる(小数点二位以下切り上げ)。一方、文部科学省の「平成27年公立学校施設等実態調査」によれば、小学校の生徒一人当たり必要面積は12.30平米とのこと。これに比べても相当詰め込んでいることが分かる。ちなみに、近隣の牛込第一中学校の延床面積が5,210平米(新宿区資料による)で、生徒一人当たりの面積は21.61平米(小数点二位以下切り捨て)であるから、新宿区立中学校と比べたらもう雲泥の差である。
 需要が逼迫しているがために、無理やり詰め込んで定員を増やしただけのことである。それでもなお定員割れと文句を言うつもりだろうか?

テーマ:教育問題 - ジャンル:政治・経済

■なんというか、東京韓国学校に土地を提供したくないがために、理由を無理やりひねり出しているよね

1.東京韓国学校の生徒は埼玉から通っている?




※実際、埼玉から通っている生徒はごく一部
http://www.tokos.ed.jp/icons/app/cms/?html=/home/s1_3.html&shell=/index.shell:398
2.土地を遊ばせることになる?新宿区民の運動場として使えばいい!(もはや保育園ですらない)





 と、このように、もはや東京韓国学校に土地を提供しないためだけに無理やり不要不急の使い道をひねり出す始末。
3.各種学校に公益性はない!





※土地収用法
(土地を収用し、又は使用することができる事業)
第三条  土地を収用し、又は使用することができる公共の利益となる事業は、次の各号のいずれかに該当するものに関する事業でなければならない。
二十一  学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校又はこれに準ずるその他の教育若しくは学術研究のための施設

■新聞「奨学」生、奨学生と名は付いているが、単に市場並みの賃金を払っているだけ

 新聞奨学生ってそんなに恵まれているのか?朝日奨学会のサイトに条件を参考に、ちょっと計算してみた。これによれば4年間勤め上げると学費を最大で520万、このほかに給与が平均152,240円もらえるという。二つあわせて4年間で1,250万円強だ。一方、朝日新聞販売店の求人ではどういう条件になっているかを「タウンワーク」で見れば、埼玉でも月給28万円などの求人が並ぶ(一例)。仮に月給28万円とすると、4年間で1,344万円。さらにこちらは社会保険完備なので社会保険料の使用者負担がプラスされるわけだ。この二つを見比べると、新聞「奨学」生、新聞社にとって経済的なメリットはそれなりにある制度ではないか。単に労働力の対価として正当な賃金を払っているだけの話だろう。新聞「奨学」生に給付されう学費520万は4年間勤め上げなければ返還の義務があることを考えればなおさらである。

 それにしても、なのである。労働力に対して正当な対価を払っただけのことで「奨学」などとさも世のため人のためにやってますよなんて宣伝し、それを弱者が這い上がるための制度だ、新聞社の社会貢献だなどと擁護する人間まで出てくる。いやー、使用者側って実に恵まれてますね。低所得者が「家賃が高い、家主はぼったくりだ」なんて言おうものなら即ネットで袋叩き。低所得者の労働力に対して正当な対価を払っただけのことなのに「企業は赤字を出している」なんていってもだーれも非難しない。この国には労働力泥棒が実にたくさんいることがわかるエピソードである。

■「全日制高校立入禁止」の看板

1.新制高等学校の「理想」
 戦後の教育改革で文部省は新制高等学校につき「希望者全入」の理想を掲げた。

 高等学校は、希望する者全部を収容するに足るように将来拡充していくべきであり、その計画は、高等学校において修学を希望する者の数を調査する等合理的な基礎の上に立つて行われるべきものである。希望者全部の入学できることが理想であるから、都道府県及び市町村等は高等学校の設置に対して努力してほしい。また、高等学校の設置は官立・公立・私立のいずれの場合もある。
(文部省学校教育局「新学校制度実施準備の案内」より)

 また、新制定時制高校については次のような理想も掲げた。

新制中学校の卒業者及びこれと同等以上の者で全日制の課程へ進まない者は、すべてこれを定時制の課程に進学させることが望ましいのであるが、現在ではこれは義務制ではないので、このことを実現するには、学校の教育そのものを彼等が喜んで出席するような魅力あり、且つ有用なものにすることが、特に必要である。これは早急には果されないことであるが、常にこの目標を目指して、長期にわたって漸進的に、しかも堅実な改善を加えていかなければならない。
(文部省学校教育局「新制高等学校実施の手引」)

 さらに時の文部省は「青年学校のように生徒が義務制という縄で学校にしばりつけられたならば、青年の心は学校から離反するかも知れない。」(新制高等学校実施の手引)とまで述べた。新制高等学校は総合的に言って「来る者拒まず去るもの追わず」の理想を掲げたと言っていい。

2.現在の高等学校の「現実」
 さて、今現在の高等学校の現実はどうか。通信制の課程は「来る者拒まず去る者追わず」の理想を体現していると言っていい(ただし、営利目的である校も多いことは付言しておく)。定時制も比較的その理想を実現しているだろう。問題は全日制の課程である。来る者を拒んだと思ったら別のところでは去る者を追い、しかして自らのあり方を反省することはなく、去ろうとするのを生徒の責任に帰している。特別な課題(たとえば、学力であったり精神的な問題であったり、はたまた妊娠していることであったり)を抱えた生徒の前には「立入禁止」の看板を置いている。実際のところはその看板はハリボテで、無視して通ろうとすれば通れるのかもしれないが、とにもかくにも看板は置かれている。こんな看板を置くことが教育にとって有利であればまだ許容できるものであるが、実際にはそうでもない。通信制サポート校の存在はその証左であろう。特別な課題を抱えた生徒にとって通信教育の方法が特別に有利だと言うのなら「サポート校」など必要としないのであるが、実際のところはそうでないから「サポート校」に毎日通ってサポートをしてもらうわけである。このことを考えれば「立入禁止」の看板を置く正当性はまったくない。
 なるほど、全日制の教育を望まない生徒も多いであろう。望まない生徒に押し付けるのは間違いである。それは確かである。ただ、「立入禁止」の看板を生徒の前に置き、そしてその生徒がその看板に従って別の道を進むのは、決して主体的な進路選択とは言えない。主体的に進路を選ぶことができるのは、「立入禁止」の看板を取り払ったその後でのことである。

 と、自分の目の前にまさに「立入禁止」の看板を置かれた人間としては思うのだがね。京都府立朱雀高校で妊娠した女子生徒に通信制への転籍を慫慂したなんてニュースを聞いて、ふと書いてみた。

テーマ:教育問題 - ジャンル:政治・経済

プロフィール

資料屋

Author:資料屋
ブログ名変えた(2011.4.24)。落ち着かないなあ。

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム